山の上に雪山のような入道雲

 

 

身体や気持ちには、

時にはワイパーが必要で曇りがちになる時がある。

 

特に、必要以上の欲や必要以上の「もの」が生じた時に

「みえなくなる」ものである。

 

AIがこれからの世界に必要になる時代に、

人として求められること、

人としてできることは

「優柔不断」ではないかと思う。

 

迷い・悩み・考え・決定不足・弱さ・

そして優しさ、とても人間らしい。

やる気・精密な技巧・調和・寛容・プロフェッショナル、

そして柔らかさ、とても人間らしい。

 

それは悲観することなく、

どれだけ受け入れられてきたかを「数える事の出来る人」

どれだけ靴が汚れているか気付くことができるかを

「数える事が出来る人」

最後には全うな小さき剣が世を切り拓くもの。

 

それは、見えなくなったのではなく、見なくなったから。

それは、聞こえなくなったのではなく、聞き入れらくなったから。

それは、成長ではなく、暗闇をあるくようなもの。

 

山の上には雪山のような入道雲

 

 

 

しんかわ