片山工房とは

「人」と「表現」を考える場。

2003年にスタートする。が1993年から母体は始まっている。実は20年目でもある。
100年続ける想いで、法人名は100年福祉会となる。
移転をしたが、初めの場所が、片山町にあり、片山工房となる。
障害福祉サービス。生活介護事業を主としている。
登録者の9割の方々が、違う事業所と併用している。
アート(表現)活動が軸にあるが、本人がしたいことを、形にしたい場でもある。
阪神淡路大震災のあった、長田区にあり。近くに鉄人28号の原寸大がそびえ立っている。
現在、送迎は行っていない。公共をどんどんつかって、どんどん住みやすくしてほしい。
好きな時間と曜日に片山工房の空きの時間が合えば、通っていただきたい場。
若いスタッフがいる。平均年齢は30代だが。
絵を描かず、帰る人もいる場。それでOK。
それにも関わらず、結構、コンクールで賞を獲る。
必ず、お茶がでるか、お茶いりますかとスタッフに言われる。
福祉の現場は、義務で通わなくてよいと思っている。だけど来てくれないと、存続できないことも承知の上。
絵を描く場だが、先生はいない。が美大卒と学芸員のスタッフが2名いる。
画材や手法は、その方に合ったものを見出すことに力を入れている。
スタッフ3人に利用されている方が1名の時がある。いまのところ。
創作は困ったときだけ、スタッフが話しかける。
好きなことが分かってくると、絵を描かず、YouTubeを見て帰る。人もいる。
コーヒーちょうだいと言って、スタッフが出し、しゃべってかえる。
結局のところ、その方のらしさが場に「いっぱい」あふれればと思っている。
片山は利用される方の選択で「休む」を美徳としている。
金魚がいて、内装は白を基調としている。
花瓶の花が、枯れないように、常に替えながら、咲き続けている。2年も。
いつから始まったのか、必ず、玄関で見送る。その方が見えなくなるまで、見送る。
このような場は、おそらく、全国でここしかない。と思っている。

片山工房にかかわっている人は、障害者の前に「人」として考える。
「人」に必要な場で、あり続けるために「人」の「明日」が見える場に。したい。

活動内容

  1. アート全般 絵画・書・水彩・油絵・版画等
  2. 運動部 水泳でメダルを獲った方がいます。神戸マラソンを走られた方がいます。
  3. レーシング部 電動車いすのレースを検討しています。5年ぐらい考えています。
  4. 好きなこと。したいこと。言ってください。
  5. お茶だけでも部。
  6. コンクール出展や個展。

障害福祉サービス事務所 片山工房概要

平成25年9月現時点

施設名

障害福祉サービス事業 片山工房

運営主体

特定非営利活動法人100年福祉会

開所年月日

2011年10月1日

実施事業

生活介護事業

利用定員

生活介護 10名
登録人数 16名
登録クラブ人数 17名

理事長

新川修平

スタッフ 4名

管理者、サービス管理責任者、生活支援員、看護スタッフ

活動場所

神戸市長田区川西通5丁目101-1

開所日・時間

火曜日〜土曜日 10時〜18時

活動内容

絵画、書道、陶芸、版画、創作活動
公募展への出展
片山工房展覧会の開催

沿革

1993年4月 自立生活センター(小規模作業所)として開始
2003年6月 名称を「片山工房」に変更、障害のある方のアート支援として開始
2004年4月 カタヤマ・アートクラブ 障害アート支援、制度外の方を対象に始動
2010年6月 特定非営利活動法人100年福祉会設立
2011年4月 神戸市長田区片山町から長田区川西通に移転
2011年10月 障害福祉サービス事業 片山工房(生活介護事業)を開始