休むこと

休むこと

 

片山工房は、多分。日本一。利用されている方、一人当たり「休む」電話をかける回数が多い。

今日も、10名の予定が、4名だった。これは、経営的に厳しい。

基本「暑い」のでお休みらしい。

 

「暑い」に限らず、「寒い」「大雨」「風が強い」「なんとなく、しんどい」

理由は様々(シンプル)だが、これでは、通年「休む」状態が慢性化している。

スタッフもいたって普通のことのように対応する。

経営・経済面から見ても、角度がわるいのは承知している。

 

片山工房の方式(ニーズに真摯・紳士的に対応)真摯と紳士のバランスが「みそ」だが。

選択と求める自由度を障害福祉サービス事業に、落とし込んだ。

結果、請求事務は月末ではなく、一年中、他の事業所とのやり取りからはじまり、

常に月−8日を考える。一年中、請求事務作業になってしまった。

わからない方には、わからないが

少し、むつかしい方式を選んでいる。

(毎日同じ所へ通う骨組みが作られている制度ゆえ)

片山の利用する方は、必ずと言ってよいほど、他の事業所に通われている。

他の事業所も大変だと予測はしているが、利用される方が、自由に選んで生きてよい。

もっと言えば、施設を通わず・・・もっともっと言えば、施設などなくなり(苦笑)

それでは、片山も大事だが・・・でも

時代のニーズに合う、第2の「ステージ」を法的に形成すべきである。

選ばない、選べないと言うことは、一生その方の人生はその所(施設)になる。

人生の場の「セカンドオピニオン」は、無いに等しい。

これで良いものかと考える。

セオリーが先行している昨今。

 

スマートな方式は、いくらか持ち札としてある。が。

 

決定的に「採算」を産まないシステムの電車に乗り込むことで。時代を読むことも出来る。

障害福祉サービス事業に企業が参入しにくい点もそうだが、

そのもっと厳しい方式を選んだのが、片山工房である。

この複雑なシステムも、日本一だと自負している。

これも、わかる人にはわかる。

 

ただ、利用される方には、強烈にシンプルな所に違いない。

行きたいときに「行く」。休みたいときに「休む」。

 

今日も、複雑な事務をこなしながら

シンプルな現場がある。

 

そろそろ。

所(施設)は義務でなく、選び抜く所だと知ってほしい。

 

僕のちっぽけな経験から話しているのではく

諸先輩方やみなさんがつくられてきた

 

歴史から

 

「今」を学んでの「結果」をつくっている。

 

利用される方やスタッフの「えがお」を

どうしても、維持したい。

 

止まることが、進むこと。

進めることが、止まること。の事実。

 

この方式と、どこまで、闘えるか。

皆が気づく前に、倒れないようにしよう。

 

理想稼働率・回転率

理念浸透とリアルが繋がれば。本望。

 

休むことは、生きること。

 

今日も、みなが、「えがお」だ。

 

 

 

暑いが晴天。

 

 

しんかわ