久々に、良い意味の「重み」ある本を読了する。

「みぬまのちから」社会福祉法人みぬま福祉会(埼玉県)さんの30周年の節目の本。

 

ドッと「重み」がある。話せば長くなる。ので、少しだけ。

土台は、地道な求めから造られる。

守りは、何を考え、攻するか、攻守が整はなければ、30年の年輪は表れない。

 

理念抜粋だが

どんな障害を持っていても、希望すればいつでも入れる社会福祉法人を総合的に推進する。

 

書く事は容易い事を、実践されている。感服。

 

あまりに、地の力のある歴史に、その時のベストを感じ

重厚な福祉会。

 

その中の事業に、工房集さんがある。アートを軸に捉え邁進している。

 

片山工房は、たくさんの「もの」を削り、「これ」を成す事に専念している。

 

削ることなく、すべてを受け入れ、大河のごとく流れる、みぬま福祉会。

表面には緩やかに、水面下は、膨大なエネルギーに、「人と人々」を感じる。

 

働く事を問い、暮らしを問う。明るさを。

 

障害であるまえに、あたりまえである「もの」を、真っ直ぐ見つめ「えぐる」

そこに豊かさを見いだし、「人」を見いだす。芯がなければできない。

 

良い本を頂いた。工房集の宮本さん、ありがとうございました。

 

片山は、まだまだ。だ。

 

しんかわ