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みなさま、明けましておめでとうございます。

昨年は、お世話に、お世話になりました。

 

今年も、昨年同様、片山工房の歩みは常に牛歩です。

ひとつひとつの事を、市場性の利益追求を迅速に追従することなく、

丁寧に積み重ねていく事が、福祉としての迅速な歩みと感じております。

これまでの、積み重ねの中で、「社会と人」に求められる事は何か

その求めに対して「提供」できることは何かを繰り返し思案実行して参りました。

確かに、時代の流れは色々なものを変化されており、

良質なソース、良質な関係性の中で動くものも歴然と存在いたします。

組織として、ぼやけた建物を見せるのではなく、

そこに「分かりやすく(ある)」ことに目を向けた考えで進めて参りたいと思います。

 

昨年、皆様のご協力と気に留めて頂いた結果、

作品展を各地で開催できましたことは、非常に意味のある「行為」だと感じております。

知らない方々に、初めて知って頂くには、

「スタンダード」を見せる事から歩みを抱いてほしいと願っての動きでした。

 

 

障害者とは、特別ではなく

「人」であり

 

 

創作されたものは、特別ではなく

「絵」である

 

 

 

色々なものを「捨てる」ことで

真意と確信が浮き彫りになり

「捨てる」ことで

「生きる」ものを食らい生き延びる知恵がつくのではないでしょうか

 

 

 

 

昨日、全国で成人式が執り行われました。

実務的に「人々」を支える方が増えた日でもあります。

若い世代の方は、高齢の方を支え、

高齢の方は、若い世代の時に、若い世代の「道」をつくった。

その繰り返しであるのではと。

しっかりとした、繰り返しがあるからこそ、

そこに課題と問題を解決できる「芯」を見つける事が出来る。

常に「芯」は変化し補正と修正の中で歴史がつくられる。

大きな枠と小さな枠が存在し、その中でも、「芯」はあります。

 

自分が抱いたモノは変化の対応と、行いの不動の一貫にあり

「初心勿忘」に集約されております。

 

相手の求める世界をつくる強さを抱いて

自分の弱さを確認し

自分が強くなれる「瞬間」の事柄が、社会として仕事として責任を果たせる

天職と適職の責務につながると信じております。

 

 

市場性と派手な行為とは

福祉と地味な行為とは

グローバルとは

コミュニティーとは

 

 

明日、「行き・息・生き」場所がなく、面接と見学に来られる方とは

 

 

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今後の片山工房は、ある種の「デファクトスタンダード」を確立し

なにが「標準」かを示す事で、意味と無意味ある未来を明確に浮き出し

あらゆる方々に、小さな指針として存在できれば幸いです。

 

ひとり、ひとりが笑い

万人がしっかり微笑む世界を築いていきます。

 

まだまだ、未熟な工房を、どうか皆様の温かくも厳しい目で育てて頂くことが

新しく古い事柄を頂戴し、未来を見る目と「想像創造」する頭と手を「動かす」

起動となります、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

以上、年頭にあたり、所信に近いものを申し述べました。

本年も、みなさまとご家族、社会にとって実り多く、健康で幸せで

常に微笑みのある一年となりますよう心から祈念し、

新年の挨拶といたします。

 

 

 

 

特定非営利活動法人100年福祉会 片山工房

理事長 新川修平