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阪神淡路大震災1月17日 防災訓練の一日
本日、1月17日。
阪神淡路大震災から、21年が経ちました。
当時を忘れないためにも、防災訓練や災害対策について、
地域では、様々な活動が行われております。
そして片山工房の地域でも、
「長田南小学校1・17のつどい 防災プロジェクト」が開催され、
いろんな方が関わり行われました。
小学生の方はもちろん、地域の方として、
長田区の防災福祉コミュニティの方、消防署の方、防災士の方、
福祉施設のスタッフの方、行政の方、など等多くの方が参加し、
また、片山工房も参加いたしました。
このプロジェクトで、阪神淡路大震災を経験していない小学生の方たちに、
講義ではなく、実際に体を使いながら、防災について学んで頂きました。
今回片山工房スタッフは、生徒の方たちに、車椅子について、
乗り方、動かし方を伝え、実際に体験して頂くサポートの一員として活動しました。
21年前の震災では、
建物は倒れ、道は大きくひび割れ、崩れ落ちた瓦礫に占拠され、
誰もがスムーズに歩くことが出来る平坦な道は、とても少なく、
いつものように ”歩く” ということが難しかったことを思い出します。
そして車椅子を利用する方にとって、とても大変だったと思います。
でも、だからと言って、
今回、大それたことをするのではなく、
子どもたちに、先ずは、車椅子というものに触れてもらうことが、
大切だと感じました。
車椅子に「乗る、押す、見る」を体験をしている生徒の方たちは、
ドキドキしていたり、人が乗った時に後ろから押す重さにびっくりしていたり、
道の障害物をどのように超えていくかを考えたり、
ゆっくり、しっかりお話しを聞きながら、学ばれている姿が、とても頼もしかったです。
あと、電動車いすを担いでみる体験も行いましたが、
予想以上に電動が重いことに、生徒の方は皆、担ぐのに苦戦…しながらも頑張っておりました!!
下の写真は、毛布で担架の作り方や、災害時に役立つ道具についての紹介、
あとは、バケツリレーによる消火訓練も行いましたが、
生徒も地域の方もごちゃ混ぜになり、子ども大人も関係なく、
”火を消す”を行いました!!
震災当時、私は小学生でしたが、
今日、お会いした小学生の方と同じ年だったことを思い出すと、
一緒に防災訓練をしていることが、不思議に思えます。
このように多くの方と関わり、防災について考えを深めていくことを
当時の私も、たくさん体験していたら、
子どもながらに、出来ていたことが、もっとあったのではないかと思うと、
今日の体験は、生徒の方や地域の方々にとって本当に大切な訓練「行為」だと
感じております。
備えあれば憂い無しと言いますが、先ずは、みんなが同じ方向を向いて実践することで
色々な課題や、他の人の事を想う心が、もしこれから自然災害が起こったとしても
体験を通して、実際に頭と体が「うごく」ような気がしました。
私含め、榎、久保にとっても、とても意味のある経験をさせて頂きました。
日曜日に登校になった生徒さんや、関係者の方々、
大変お疲れ様でした。
ありがとうございました。
川本尚美