カーブを曲がるときは、少しブレーキをかけた方が良い

 

 

最近、めっきり散歩をしなくなった。

車になれてしまったのだろう、歩くことは、仕事になっている。

こどもの頃、面白いから、かけまわっていた、「足」は違う用途になってしまった。

 

原点をいつも思い浮かべる。

 

はじめの一歩とは、自分にとって何か面白いからスタートしたのだ。

実は、そんなに志が高くもなく、ただただ、面白いから歩こうと思ったに違いない。

 

原点をいつも思い浮かべる。

 

娘が中学生になって、オシャレに敏感になっている、

コーディネートができないと色々考え、自分なりにあるもので試行錯誤している、

奥さんが何かを繕ってやると、時代が違うらしい。

 

 

お恥ずかしい話だが、僕は娘の弁当をつくるのが趣味だ。何故だか分からない。

最後に必ず、プチトマトを入れる。

多分、母が毎日弁当を作ってくれたからだろうか・・

とても目には見えない行為だが、とても栄養になる。

 

日の当たらない行為に、とても強さと希望を感じる。

今日も、世界中で、日の当たらない行為が社会を豊かに進めている。

 

ある方から、障子の紙に穴をあけるには、一滴一滴落とすと聞いた。

相手に届く想いとは、そう言うものかもしれない

 

自分の知らないところで、色々な一滴が落とされ、何かが豊かになっているのだろう。

 

原点をいつも想い出す。

 

人生で初めて、電話が鳴った、相手は誰だったのだろうと。

 

小学3年生の時に、友達とつくった、

ガンキャノンにグフの足を付けたプラモデル、

なぜか20歳の地震まで部屋の片隅に置いてあった。

すべてが取り出せなかったが、必死に探したのを想い出す。

全てを失ってしまったが、とても良い思い出だ。

 

そう、これを書いていて、今思い出した。

初めての電話の相手は、公衆電話からかけて来た父だ、「通じたか」と。

そんなやりとりだったと思う。

 

原点を想い出す。

 

僕の家は、貧しかったのだろう、白黒のテレビがまだあった。

幼い時、宇宙刑事ギャバンをよくみていた。そのギャバンが終わり、

宇宙刑事シャリバンが始まり、いつものように白黒でみていた。

ある時、友人の家でみた、シャリバンが神々しい赤色だとしり、衝撃のあまり言葉を失った。

あれが失う事だと初めて知った。

それ以降、赤が産まれて初めて見た色になってしまった。

 

 

 

 

原点とは

 

 

 

さ、お昼も終わった。

電話も鳴った。

足を運ぼう。

 

 

ヒマワリが咲く頃に、また、想い出そう