人が路 関西福祉大学

 

昨日は、関西福祉大学の講義へ、「人と芸術」を切り口に、

久々に自分の想いのたけをお話しする、

 

 

ありがたいことに、年々受講する生徒が増え、

看護学部と社会福祉学部総勢、100名近い方々になって頂いた事も、自分を立志できる。

いつもの話をする事に徹しているが、その場の熱量で変化はしている。

特に専門職の講義が多いため、技術面の話は進んでいるが、

ソフト面のお話しが大切だと感じている、

生徒の方々もみなさんとてもいい目をしている。

 

 

全体的な構成は、片山工房が如何にして、小さな前進に挑んだかから

信じる事は手を出さない姿勢、患者さんや利用者さんが軸であり、

税金でまかなう市場原理の社会に就職される方が多い分、

何が本当の公益的利益なのかを明確に感じて頂きたくお話しを進めた。

 

 

今後はとても大きな波としての高齢化社会と少子化社会の駒形構造

その大きな巣(極点)をどっぷりと担う若い方々に、

福祉とアートと言う狭義的思想感を広義的解釈として、

病院や社会福祉法人(特養、障害福祉事業、幼稚園など)に

一石を投じる人物に育って頂きたい一心で教壇に立たせて頂いている。

 

 

これからは、確かに「人と芸術」の分野に研究素材が入り、

特に障害のある方の芸術は乱気流のごとく上がり強い力で下がって来るかもしれない、

その時にしっかりと受け止める思想と的確な対処法が必要になってくると感じている。

 

バブルとバベル。

人が成すものには「美」のまえに「泥」があり、

「泥」のまえに「美」が存在し、

人の知恵は、崩すために存在し、

新しい創造が生まれまた消え、「要る」ものを自然界に残す。

 

 

  ※ 川本も教壇に立ってくれました、しっかり授業を受持つ人になっています。

    今回は、作品の解説を中心に描くこととはをしっかり話してくれました。

 

 

少々、むつかしい文面になりましたが、18歳、19歳の方々に

「芸術とは」「人とは」「社会とは」自分とは、

そんな話を通常の授業ではない、身体を動かさずとも出来る、

体感する教えになってくれていたら本望。

 

まだまだ、未熟故、生徒の方から教えられる事が多い日でもありましたが、

ひとつ的を射たことは、卒業されるまでに、一つでも多く

「柔らかな引き出しの数を増やす講義を実施すること」

それが、見抜く力になり、有事の時の正確な答えを導くのかも知れません。

 

 

学問とは人を鼓舞するものであってほしいと

願っています。

 

 

 

新川修平