不確かな目

 

片山工房として、この秋は多少の動きがあります。

特に、9月下旬から10月にかけて、

神戸で小さな展覧会を開催致します。

たぶん、神戸では珍しい。なぜだろう。

 

10年前、長女がスパイダーマンのことを

「アーチンカーチュ」と呼んでいた。

5年前、次女が石けんのことを

「モートローダー」と呼んでいた。

最近、三女がゴキブリのことを

「ダース」と呼んでくれている。

不確か性が、そんなもんだとなる。

 

人はこれと決めればそれになる

今、決めた食べ物を、必ず食べることになる。

 

それをしてほしいのか

それがしたいのか

強烈な日差しの代償は漆黒のような影

 

 

蝉の声が聞こえるように無く

 

 

今日、車から見た入道雲が

新しく出来たアルプス山脈のように感じ

今の場が、違う場になる違和感と高揚感。

 

 

ここの所、毎日のように人とであう

自分も人ではあるが、違った人にであう。

 

 

猛暑の中、生温く遅い川の流れを

焦点が合わずボーと見る

スポッとボラがジャンプした

不確かではあるが。。

刮目する。

 

見えてるものは見えてなく

見ているものは見てはなく

不確かな目が真実を問う。

 

アヤフやな日々を漂うなかれ

 

そんな日。

 

 

 

カゲロウは存在する。