年末のご挨拶 人間万事塞翁が馬

 やまなみ工房さんとの合同展

 

今年も終わりに近づいております。

一年を振り返ってみますと、挑戦と冒険心を抱きながら

真逆の平穏無事に過ごす事も心に決め

物事を高いところから眺め、そして現実と向き合った日々でした。

 

大きな流れと致しまして、

滋賀のやまなみ工房さんとの合同展を皮切りに

Get in touchさんのご協力のもと

スターバックス三宮磯上通店と阪神甲子園駅前店に

片山工房のメンバーの作品が現在も常設展示され、

難波神社での初の作品販売などなど

 

 ※ スターバックス阪神甲子園駅前店 常設展示 河村さん・佐田さん・齋藤さん・杉山さんの「トラ」

ひと・アート・まち URBAN RESEARCH DOORSさんのご協力で松浦さんの特大作品絵馬

 

 片山工房15周年記念作品展  神戸市民ギャラリーにて

 

そして15周年と言う節目に

神戸市民ギャラリーにて5年に一度の作品展の開催と、

関係者の方々はもとより、市民の方々の支えのもと、

歩ませて頂いた事に感謝いたします。

それ以外にも、多くの方々のお力添えをもって、

この小さな工房が毎日呼吸出来ました事、

本当にありがたく思います。

 

大きな流れも重要ですが

とても温かい工房内での、企画として

書き初めから七夕

ハロウィンにクリスマスと

本当に大切な大切な

「楽しい」「笑顔」「生きる」を

行なってくれました。

 

今年は、制度改正の年でもあり、

片山工房の基本理念上、利用される方の生活の一部として、

より豊かに選ばれるよう好んだ体系を

一度リスタートする場面が御座いました、

それも通われている方々のご協力のもと

「今」を築かせて頂いております。

 

物を一つつくるには、不安を一ついだくものです。

情熱や勢いも大切ながら、

時には冷静な無情の判断も必要とされます。

 

それもどれも、特定非営利活動法人100年福祉会として、

気を長く保ち100年続く場を目指すことを信念に、

そして選んで頂いた方々により良い生活の一つとして、

その場を豊かにする事を胸に、

歩み、これからも邁進していく所存です。

 

障害のある方の表現(アート)も大切ですが、

ご本人の「声」を素直に保つには、

それがご家族や、市民の方々に

「想いと思いが、つながる心」の一歩として、

そして、普通の世界として、何ら変わらない

「優しさと厳しさが」普通の歩みとして、

この世界に共存することを願います。

 

時に、良運とは、「よいはこび」と書き、

強い想いで自ら掴んでいくことで

「得る」のではないかと感じております。

 

ここにいます、

スタッフ川本尚美・榎宣雅・久保遥も

その「よいはこび」を大切に今年一年も毎日毎日、

花を愛でてくれました。本当にありがとう。

これは、変わる事なく、今後も進んでいくことでしょう。

 

そして、通われておられる方やご家族の方々が、

この小さな工房を選び見守って頂いている事が、

私にとってのかけがえのない「芯」かも知れません。。

 

人間万事塞翁が馬

 

想いがあれば、どちらに行く事も最後は吉。

 

それでは、皆々様、どうかお身体にお気をつけて

良き新年を幸多き年を、お迎えくださいませ。

来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

 

特定非営利活動法人100年福祉会 

理事長

新川修平