年頭のご挨拶 「変化到来」

杉山統基「トラ」

 

 

 

新年明けましておめでとうございます。

昨今の時勢、明けましてはなかなか明けませんが、

でも、何かが明けようとしておりますことに希望を抱きながら。 

 

片山工房も19年目に入り、

来年には20年という節目を迎えようとしております。

 

これまでの、人が軸であるスタンスを保ちながら

100年福祉会の名の下、時代とどう向き合えば、

代々引き継げるか、それが命題となっておりますが、

初志貫徹として、明日が楽しく見える、

未来が想像できる場を提供し維持することを目指して参りました。

 

片山工房は、選べる場、制度をうまく利用し、

行政措置ではない時代にしっかり「自分で自分の行動や人生を決める」

それを重点に重きを根ざした思考で歩んでいます。

今後も、選ばれる場を確立しながらでは御座いますが、

ただ一点、時代を加味したくも思います。

 

時代とは今を対応するのではなく、未来に対応する事として、

自由とは制約の中にこそ存在し、

自由とは的確な情報の元自分が決める行為であると信じております。

本当の自由とは誰にも奪われない世界として、。

 

経営のスタンスや、創作のスタンスとして、

今までのスタンダードカラーを浸透させ、その次の段階へと昇華したく、

今までの良いところは残し経営基礎を固め、

強制ではない、各々が選んだ場が経営理論の下地であるように、邁進したく思います。

 

安全であること=未来を切り拓くこと

 

安心できること=情熱を絶やさないこと

 

安定した場であること=挑戦すること

 

表裏一体ではありますが、皆すべて、

大を成すには、一括りで大きく繫がっております。

 

経営理念・理論を描きましたが、結局のところ、波があるのが人生。

それに対応できる、柔軟さと大らかさ、

そして人を慈しむ心と今自分が生活できる人様からの支えに感謝する心、

文字で書くと嘘臭くなりはしますが、ただただ 社会の一宿一飯につきます。

 

維持するには、ただ今を続けるのではなく、

一つ一つを明確にし、足りないところを自覚し、少し増やす。

要らないところを自覚し、少し減らす。

そして地道な積み重ねの挑戦の連続が、

地方から運ばれる、寸分の狂いなく持ち込まれた石材を

精度よく積み上げる土台となるように。

築き上げたいと願っております。

一重に、自分が納得するお仕事をしたい。

 

 

長々となりましたが、人間万事塞翁が馬

 

まあまあまあ

大らかに行きませう。

 

 

それでは今後も

ご指導ご鞭撻を頂戴し、

今年も、皆様とご家族が一年健康であること、

そして実りの多い年となることを祈念して、

拙い、私の年頭の挨拶とします。

 

 

 

特定非営利活動法人100年福祉会

片山工房 理事長

 

新川修平