「宣言する」

 
 
 
 
本当にあなたのしあわせなんですか、商品化ですか、絵がすごく評価され名声を得たいのですか、
高く売れてお金持ちになりたいのですか、
本当は今のままで、だれからも愛され愛す日々が大切ではないですか、
障害を持ったら絵を描かなければならないのですか、
自分が生きることに大切な大切な行い(表現)が人様の目に触れたくないのではないですか、自分の大切な日記のように、、。
 
 
片山工房は(あなた)を大切にしたい。
毎日の普通の営みのなかで笑い合い悲しみ合い慰め合い、
その静かな生活を邪魔しない場として、
もし絵なら、、あたたかい絵がでるように。むつかしい絵やこまかい絵、
エッジの効いた絵に現代美術的に言われる絵、でも、もっと大切なのは、おおらかな絵。
 
 
片山工房は、世の中の美術的に評価の高い絵を目指すのではなく、
たとえ普通でも、ご本人から出る豊な絵に着目しています。
豊な絵とは、その場が豊であること、狂気や才能を爆発する場ではなく、
豊な今日と明日をつくり、その作品を観る方々が豊になることを目指します。
 
福祉と表現はおおらかさを指標に事にあたりたいと。
 
今まで普通ではなかった事柄や生きることを、
ただただ普通にしたいのです。
だから宣言します、あなたの出来ることを見出し、あなたの嫌な事に気づき、
あなたの本当にしたいことを共にそばでいながら、
お互いがこの未来に向けて、明日に二本足でしっかり立てるこころと身体をつくりたい。
 
あなたは、スーパーマンでも天才でもない、ただ大切な人間である、
かけがえのない、人間であると。
その日々のルーティーンはかけがえのない命の行為であること。
もう少しだけお付き合いください、社会が人がそのことに気付きますから。
 
昨日の心細さを、僕は埋めれたのでしょうか。
 
 
宣言する。