「迷子になるなかれ」

「Art for Well-being 表現とケアとテクノロジーのこれから」報告会 in Kyotoと題して、昨日、川本を連れて登壇してきた。

よくある事だが、持ち時間でのトークは中々難しいもので、

日本人の気配りが表に出れば出るほど、周りのスムーズ性を伺ってしまう。

故に10分の1程度の発言に留まってしまったが、これも致し方ない。自分の反省点である。

川本は、とても良く分かりやすく話せていた。これは未来を感じる。

 

それはそうと、この事業はAIが密接に絡んでいる、と言うかAIなしでは語れない、

今回の技術者の方々は、日本をリードしながらしっかりと

障害のある方に対して何ができるかを丁寧に補っている布陣にはとても好感が持てるし未来を感じる。

小林茂さんの考えやことで、結果的に必然的に集結したのだろう、

その中でトークイベント最中にも関わらず、片山工房のお役目を考えてしまっていた、

当日の会場は平日の夜とあって、そんなに公聴されないのかなと勝手に思い込んでいたが、

会場はぎっしり人で埋まっていて関心の高さを感じる、

 

ただ福祉施設の方々がほぼいない状況を事務局の方から言われ、

ある意味テクノロジーやAIに関してのハードルの高さを表していたのかも知れない、

新川さんがAIに関心があるとはと数名の方に言われたのことも、それを意味しているが、

僕が言えることは、決して「むつかしい」ものではなく、

人が軸の場としては、AIは人なくしては「造れない」産物だからだ。

 

 

これからの人たちに福祉施設の方々にも食わず嫌いにならないように、

でも、翻弄されないように、考えることがお役目のように感じる、

多分、トークとして時間がなかったのではなく、あまりに膨大なプログラミングを前にして、

どこを掘り下げれば良いのか、まだまだ地均しの段階に過ぎず、

数年後にはWindows 3.1の後継でもある分かりやすいWindows95が出るまでの開発機関なのかも知れない、

 

この事業は「人」と人の語りを強固にし、未来ではなく今を、便利なものではなく、

人間の使っていなかった想像力を駆り立てるものになることを望んでいる。

真新しいものに飛びついたのではなく、片山としてはすんなり溶け込んだだけのような気がする、

たんぽぽの家さんはじめ素晴らしいチームの方々をご一緒させていただいている事もありがたく思う。

時間が許す限り、これからも続けたいと。

今回、この場で登壇なされた方々にも明日を感じ、感謝でしかない。

当日の設営など陰日向隣となりご尽力されているたんぽぽの家チームにも感謝でしかない。

 

ただこれから思うこと「迷子になるなかれ」

 

 

 

 

しんかわ