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年末のご挨拶。2023
年末のご挨拶として、今年を考える。とても大きな年でもあった。
片山工房20周年にアメリカ・ロサンゼルスでの単独展覧会、
そして阪神タイガース優勝パレード・セレモニーにて虎の絵を贈呈、
のちに兵庫県庁ロビーの除幕式と慌ただしいく、
且つとても大きな流れを持つ年だった。
全ては、今の福祉とアートを知っていただくこと。それに尽きる。
福祉とアートと言っても、何らむつかしいことではない、
僕は生きている、私は生きている。その証を示したかったのだ。
今後も次のステージにつながるであろう2023年の大きな躍動に、
小さな手応えはあるが、浮き足立つことなく、恒久性あるデザインとは「変わらない信念」が支えるのだと。
つい先日、アメリカ・ロサンゼルスにて片山工房展覧会が無事に終了した。
あっという間に過ぎ去ったというのが感想だが、この展覧会のキーマンでもある、
友人がお疲れさまでしたというメールに僕が数年前につぶやいた文字を添付していた。
何度も読み返していると書かれていた。
その一文だが、この文は僕が常に心の「ど真ん中」に据えている。以下
最近とても思う事、
それは「その場」「この場」の状況を見失わない事。
自分の足元には、とても綺麗な花がたくさん咲いている事。
身の丈を知る事。
近くの笑顔を見つめる事。
何事もながく継続するには、地味で地道で丁寧な事。
ハリボテにならない事。
遠くを見つめながらも、近くの声を聞ける事。
自分である事。
波に乗るのではなく、浜辺にある貝殻を拾う事。
山の頂上を目指すのではなく、山道を楽しむ事。
落ち着いて手紙を書くこと。
足るを知る事。
ディズニーランドが好きな事、でももっとももっと近くの公園が大好きな事。
ハウツー本でありがちだが
自分らしく過ごす事。
そして、もう一度、自分であること。
奥さんの口癖 「ワンデイ ワンシング」
「一日ひとつだけ何か出来たらそれでいいこと」
自分をデザインすること
整えることを
感性が新鮮でいること
色々な「事」を素直に感じる事
半径3メートルを温める事
そうすれば、足が止まる
そして必要な景色が現れる
ブレーキを踏めば未来が見えること
振り向けば微笑むことができること
常にこの心境下で、全てのジャッジを下している。
自分の周りに「育ててくれた源がある」そのことを肝に銘じ
その花をめで、育ち育てなければならない。
小さな声に耳を傾け、大きな声で皆に届ける
一人一人に名前があり、一人一人に人の生き方がある
全てを尊重し、全てを受け入れ
全てを慈しむ
そして、全てを手放す
そして、旅立ちを遠くで見守る
大きなものを動かすには、足元の小さな花を育てること
それが、全責任を負う、僕の仕事。
長文をお読みいただき感謝いたします。
それでは、また、来年です。
いつも気にかけていただき本当に嬉しく思います。
今日で仕事納めです。
スタッフに感謝。関係者に感謝。片山工房を必要としている方々に感謝。
そして、ありがとう。
しんかわ拝