常にバランスのもとで

 

 常にバランスのもとで、つながりあっている。

 今日は、東北の震災3年目である。

 

 僕が経験した阪神淡路の震災はもう少しで20年目になる。

 

 色々なものが、失われた。年でもあった。

 

 何かが産まれることは、何かが失われることでもあり

 何かが失われることは、何かが産まれることでもある

 

 どちらも、不幸なことではない。

   

 不幸と言い続けると不幸になり

 幸せと言い続けると幸せになる

 

 価値観、解釈のもとで、なんとでもなる。

 

 全ては、バランスらしきもの。

 

 シンメトリーより、アンシンメトリーがマイナスとプラスの作用なのであれば

 アンシンメトリーがバランスの良い状態だと言える。

 

 自然の摂理に対抗しなければ、自然に身を投じれば、すべて幸せとなる。

 

 まだまだ、災害は起こりうるなかで、何を最優先するかがキーワードになるに違いない。

 

 東北、復興。復興という二文字は、飽和的すぎるのだが

 東北の今日と明日。明後日。明々後日。これから

 少し、リハビリをしながら、動ける部位をゆっくり動かしてほしい。

 20年の経験上、道のりはながい。

 でも、この長さが、人には大切だとも言える。

 

 僕が経験した震災は、たくさんの出会いというバランスを頂いた。

 

 バランスを熟知していれば、幸不幸はないことを言いたい。

 

 進んで退いて進んで退いて。東北。日本。世界。

 

 

 しんかわ