© 2013 片山工房 Facebook
片山工房として
「人」が「軸」
片山工房は2003年に、前作業所を引き継ぎ、個人の個性に着目し、産声を上げました。
名前の由来は、長田区片山町から、発信する想いも込めた名でもあります。
当初は作業所ともあって、作業が全般でしたが、個人にあったもの、個人をもっと活かせるものはと考えた結果。
好きなことをしようと思い、好きなことだけをしました。
ある方は、右足がうごく、ある方は、頭がうごく、ある方は、左手がうごく。
シンプルに「うごく」を使って、「楽しむ」ことだけを。
現在、片山工房=アートとなっておりますが、基本は「したい」ことをする場。
「したい」「したくない」に関わらず、地域に存在することで、だれかの安心する場でありたいと。
アートの世界は、つかみどころのない世界です。
いろいろな枠組みがありますが、描いているご本人は、ただ描きたい思いが強いように、
ご本人の望みを大切にし「かたち」にしたいと思っています。
片山工房は、「しない」ではなく、望まれるのなら、しっかりと高い水準で「する」場。
地に足がついて、地域で豊かによりよく「歩く」ことを、望んでおります。
「人が軸」を真剣に真摯に進めていく場であるために。
「人」と「ひと」が本来あるべき姿であるように。
「ふつう」を「とくべつ」に。
「とくべつ」を「ふつう」に。
「歩く」「止まる」「歩く」「下がる」「止まる」
全ては「人」の自由と選択を守る場として
存在し続けたいと。
特定非営利活動法人100年福祉会
片山工房 理事長
理念
片山方式について(現行のシステム)
福祉施設は義務で通う場ではなく、自分が行きたい場であるために、地域で暮らす中で
本人が必要と感じる場であるために、「選択と自由」を基に、
利用される方々のニーズが「望み」だと感じた結果、片山方式を考案。
火曜日~土曜日・10時~18時の開所で、自分が通いたい時間と曜日を選択して頂く方式。
(要相談)
これからのこと(未来)
片山工房は、アート全般で事業を行っております。
普通の生活の中での「行為」を受け止め受け入れることが、表現の根幹だと考え
その方を受容することに、存続の意義があると確信し
先ずは「シンプル」に地域に「場」が「ある」を目指します。
今後は、個人個人の求め望むことに、耳を傾け、寄り添い、形にする。
ひとと人が「つむぎ」自然と一体になる社会と「生き・生き抜く」姿を想像できることが
今を充実させるに違いないと。
地味に地道に着実に確実に。
ともに歩む姿勢で、これからのことを100年想います。
理事長プロフィール
新川 修平Shuhei Shinkawa
1974年 神戸市長田区生まれ
特定非営利活動法人100年福祉会
片山工房 理事長
芸大中退 介護福祉士 映像作家
20歳で阪神淡路大震災を経験する、自宅が全壊し、避難所生活を半年続ける。
震災での「生と死」社会「人とまち」の再生を目の当たりにする。
その当時ボランティアで陶芸の作業所に通い作業所を知る。
美しい仕事を求め、最後を看取る場として葬祭業施行部勤務1997年~2001年。
2001年~2002年日本以外の見地を必要と思い、世界を巡る。
2003年に作業所片山工房を設立。2004年にカタヤマ・アートクラブを設立。
2011年特定非営利活動法人100年福祉会の理事長に就任。
人が軸を基本とし、人をテーマに社会に投げかける。
各実行委員や行政企画委員、人・アートと社会を主とした講演・執筆等
関西福祉大学 講師等
実行委員会等
第1回~第5回 神戸ビエンナーレ 障害のある方のアート部門 ディレクション
ハートでアートこうべ 実行委員
もとまちハートミュージアム 実行委員
新長田アートコモンズ 実行委員
書籍
共著 :『ソーシャルアート:障害のある人とアートで社会を変える』(学芸出版社、2016年)
関連書 :『障がいのある人の創作活動―実践の現場から』(あいり出版、2016年)
受賞歴等
ユニバーサル社会づくり賞 ひょうご推進会議会長賞 団体部門 受賞
令和元年度 神戸市文化活動功労賞 受賞
令和2年度 神戸長田文化特別賞 受賞
令和5年度 神戸市市民福祉奨励賞 受賞