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about me ~“わたし”を知って~ 講演報告
about me ~“わたし”を知って~
とても、深い作品展の会場で、講演を行いました。
満席、ありがたい限りでした。実際に伝えようとすることは、
伝わらなければ意味がなく、
今回は「障害のある方のアート活動に必要なこと」と題して、
90分しっかりお話しさせていただきました。
多分、僕は「人が軸」しか話していません、
でも「人」だけでも成立しない事もあります、
理論・情論・倫理、人は理由を求める動物かも知れません、
あるべき姿の本質を見抜くには、
一定の停滞する時期が必要であると考えています。
スタッフの榎がしっかり、人を話してくれました。
スタッフの川本も丁寧に作品と人との繋がりを話してくれました。
スタッフの久保も一所懸命、頑張ってくれました。
今回のお話しは、とても明確に端的に、
必要以上にはなさないこともメッセージになると感じています。
片山工房の実例ですが、お話しがしにくい方が多い傾向があります。
アート活動以前に、自分の活動を正したい方が面談に来られます。
それが、片山の最大のミッションです。
絵がうまくなりたいとか、公募展で入選したいとか、
アーティストになりたいとか以前の、「人」として動きたい。
その感情が今の場を支えていると信じています。
信じる事は手をださないこと。
スタッフには直感に頼ってもいいが、
感情で決める事は避けてほしと願っています。
厳しい言葉かも知れませんが「情」では成立しない世界です。
テクニカルなアート活動のお話しではなく、
真実と事実を見極めて、
通われている方の本当のしあわせを模索して行く事が、
地道ではありますが、本心に近い場までたどり着ける事かも知れません。
この場をお借りして、企画なされたみなみなさま
そして、会場に足をお運び頂いたみなさま
気に留めて頂いたみなさま
構成展示や受付、進行に携わられたみなさま
そして、出展された「ひと」と紡いだ「人」に敬服しています。
本当に、その場でのお話しをさせて頂き
ありがとうございました。
作品展の概要はこの度は書いておりませんが
言うまでもなく、
強烈に心を動かされた展覧会でした。
しんかわ拝